【ダブル】スカーフドーブル+ポリゴンZ展開
ポケモン | わざ1 | わざ2 | わざ3 | わざ4 | もちもの | とくせい |
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ドーブル | ねこだまし | キノコのほうし | たたみがえし | へんしん | こだわりスカーフ | マイペース |
ポリゴンZ | 10まんボルト | れいとうビーム | テクスチャー | まもる | ノーマルZ | てきおうりょく |
カプ・ブルル | ウッドホーン | ばかぢから | ビルドアップ | まもる | たべのこし | グラスメイカー |
ウインディ | もえつきる | かえんほうしゃ | バークアウト | まもる | ホノオZ | いかく |
ハリテヤマ | インファイト | はたきおとす | フェイント | ねこだまし | とつげきチョッキ | あついしぼう |
ウツロイド | パワージェム | ヘドロばくだん | めざめるパワー氷 | まもる | いのちのたま | ビーストブースト |
【戦績】
ジャパンチャンピオンシップス オンライン予選 B日程 17-2 レート:1691
【構築経緯】
まずはじめに、当たり前のことですが、ジャパンカップは高い勝率を出す必要があります。そしてまた、今回の開催日程上、それはたまたま1回ではなく複数回する必要があります。そうするためには自分が一番使いこなせるパーティを使うことが一番です。その中で、どのようなパーティかを考えていくかとなったときに自分は大きく分けて2つの選択肢があると考えました。
それは
・GACTやAFKなどのスタンダードな構築を使うこと
・ギミック等を利用した構築を使うこと
の2つです。
私は色々調整していく中で、後者の選択肢を取ることにしました。一つ目の理由は、スタンダードな構築を最後まで使いこなせなかったと感じていたからです。最後まで使っていたAFKはある程度いい感触を掴めてましたが、確実な手応えがありませんでした。二つ目の理由は、ミラーがどうしようもないと感じたからです。そこまでいくとどうしてもプレイング勝負になり、自信がもてない部分がありました。よってギミック入りの構築を選択することにしました。ある程度プレイングの面で劣っていても、Bo1という性質を利用してそのまま相手を押し切って勝利を手にすることができる部分もあると考えました。
【構築概要】
ギミック構築を考えていく上で真っ先に目を付けたポケモンがポリゴンZです。ポリゴンZには様々な型がありますが、その中でZテクスチャーとトリックルームの二つに目をつけました。この二つはS操作の方向としては真逆のものであり、ギミックとして利用するにはかなり強力であると考えました。また、この二つの型の他にもスカーフ・メガネ・テクスチャーを利用せずはかいこうせんなどをノーマルZに乗せて打つなど他の可能性もあり、どれも強力です。これらのことを踏まえて相手の立場になって考えてみると、選出画面でポリゴンZの型が特定できない形のパーティはかなり脅威であると考えました。そこでポリゴンZを軸に考えていくことにしました。
ポリゴンZの型はZテクスチャーから考えていくことにしました。トリックルームも強力ですが、トリックルーム始動役のポリゴンZの耐久はそこまで高くないので、トリックルーム展開中にゲームを決めなければなりません。しかし、ねこだましや守るを挟まれるとゲームを決めきれない可能性があることや、ギガイアス・コータスの低速ポケモンがいたときに逆に利用されてしまう可能性があることを考えました。そこでZテクスチャーを軸にし、パーティ全体をトリックルームを使用するパーティに見せることを考えていきました。
これらのことを考えているときに、友人のワイルドさんからスカーフたたみがえしドーブルを組み合わせることを提案されました。スカーフたたみがえしをすることによって、サイコフィールドでねこだましが通らなくて相手の行動を妨害できないときやエレキフィールドでキノコのほうしが効かない場合に有用であると考え、ドーブル+ポリゴンZから構築を作成することにしました。また、6匹を考えていく中でワイルドさんに次の6匹を提案されました。
ドーブル ポリゴンZ カプ・ブルル ウインディ ハリテヤマ ギガイアス
並び的にいいなとは思ったので、自分で考えてみることにしました。ギガイアスの枠がよくわからなかったですが、とりあえず中身を考えることにしました。
最初にテクスチャーZからカプ・ブルルでじこあんじをし、ギガイアス→バンバドロとしてトリックルーム偽装をして、対トリックルームを厚くすることを考えましたが、ウインディなどでいかくを入れられた途端にカプ・ブルルの制圧力が全くないこと、バンバドロが見せポケとなり、実質5匹で戦うことになると考えボツに。そんな中、とある方がビルドアップカプ・ブルルを使っているのをみました。
ポリゴンZ展開で相手がしづらい相手(ガブリアス、ポリゴン2など)をカプ・ブルルで、カプ・ブルル展開で相手がしづらい相手(メタグロス、テッカグヤなど)をポリゴンZで対応できると考えました。よって、カプ・ブルルをもう一つの選出軸とすることと、ドーブルポリゴンZハリテヤマでトリックルームをする並びを見て、偽装に向いてること、ポリゴンZ選出をしたときにドーブルと合わせてねこだまし二枚構築にし、ポリゴンZを通す動きを考えました。そして、最後の〆役としてトリックルーム偽装もできるウツロイドを考えました。
【個別解説】
★ドーブル
162(252)-40-56(4)-×-65-139(252)
HSぶっぱ、
ギミック始動のサポート役です。こだわりスカーフを持って上から展開を通すために妨害をしていきます。
技はコンセプトとなるたたみがえし、相手を止められるねこだまし、次のターンも続けて相手のポケモンを止められるキノコのほうし、最後にへんしんを採用しました。へんしんはポリゴンZや相手のポケモンになります。
164(44)-×-91(4)-205(252)-96(4)-138(220)
S1段階上昇でフェローチェ抜き。
軸となるポケモン。
Zテクスチャーのタイプ変更先として一番一貫の取りやすい電気タイプを採用。エスパータイプになる選択肢もあったが突然のベトベトンが重すぎるため却下。
技はメインウェポンの10まんボルト、サブウェポンのれいとうビーム、コンセプトのテクスチャー、最後にまもる。
177(252)-157(52)-136(4)-×-154(196)-96(4)
HD基調。
持ち物は、グラスフィールドと合わせて、積みながら要塞化することを目指すために回復を毎ターンできるたべのこし。
技はメインウェポンのウッドホーン、カミツルギやテッカグヤに打つばかぢから、積み技となるビルドアップ、最後にまもる。
173(60)-×-101(4)-167(252)-102(12)-138(180)
Cぶっぱ、Sなんとなく、残り耐久。
持ち物は、ポリゴンZ選出をしなかった場合にZストーンが使われないと思いホノオZを採用。
炎技を打つ場面がテッカグヤなどを確実に一撃で倒す必要が場面であると考え、威嚇を入れられても倒せるよう特殊型に。
技は炎Zで最大火力が出せるもえつきる、削りきりたい場面で使うかえんほうしゃ、ポリゴンZとカプ・ブルルのサポートにバークアウト、最後にまもる。
223(28)-182(204)-97(132)-×-98(140)-71(4)
ここにいい配分があったのでそのまま持ってきました。
terurunn.hatenablog.jp
持ち物は、繰り出し回数が増やせるようとつげきチョッキに。
技はメインウェポンのインファイト、スカーフなどを落としてポリゴンZを通しやすくするはたきおとす、フェイント、ねこだまし。
189(36)-×-73(44)-169(172)-152(4)-170(252)
最速、ビーストブーストでS上がるよう調整、お得に感じるHP:10n-1
ビーストブーストでSが上がることによって、ガブリアスに強く出れるようになります。
持ち物は、火力を上げるためのいのちのたま。
技はパワージェム、ヘドロばくだん、めざめるパワー氷、まもる。
【選出】
・基本選出
ドーブル ポリゴンZ (ハリテヤマ ウツロイド)
・ポリゴンZ展開が厳しいとき
ドーブル カプ・ブルル (ウインディ ウツロイド)
・対AFK
ハリテヤマ ウツロイド (カプ・ブルル ウインディ)
その他は適当に。雨は切ってます。相手がトリルだと読んでくれて雨選出しなければ勝てます。
フェローチェ、カプ・テテフ、ウツロイド、メタグロスが構築的に重いです。
【感想】
実際に回してみて、確かに相手がトリル読みをしてくれたおかげで勝つ対戦が結構ありました。反省としては、最初、対AFKにはドーブル カプ・ブルル (ウインディ ウツロイド)の選出をしていました。勝ててはいましたが、ハリテヤマウツロイド選出のほうが安定する事に終盤で気づき、考察不足であると感じました。これらの反省を踏まえて、ワイルドさんが改良を行い、日本代表決定戦に持ち込みました。
(ライブ大会「ジャパンチャンピオンシップス2017」使用パーティ〜畳替えしドーブルポリゴンZ〜 - あっ!やせいのひとりごとがとびだしてきた!)
【あとがき】
今年、ポケモンをやってみてわかったことがあります。
それは
・スタンダードな構築を使うことが苦手であること
・自分で作った構築が自分にとって一番強いということ
・細かい配分を考えるのは苦手であるということ
ということです。
自分が使った構築にバイバニラサンドパンなどありましたが、やはり人と違うことをするのが好きなようです。
d.hatena.ne.jp
自分の傾向がわかったので、来シーズン以降に活かしていきたいと思います。細かい配分は友人に考えてもらおうかと思います。
この構築に似た構築を日本代表決定戦で使ってワイルドさんが使ってベスト8に入り、day2の参加権利を獲得しました。言うまでもなく嬉しいですが、自分があの場に参加できなかったことにやはり悔しさを感じました。なので、来年こそは必ずオンライン予選を勝ち抜いて参加してやろうと思いました。最後に、一緒に構築を考えてくれたワイルドさん、ありがとうございました。