【トリプル】エルフテラキ+スカーフ化身ボルト

レートシーズン12のトリプルレート・トリプルチーム戦・第3回噴火杯で使用した構築。
戦績はあまりよろしくないが、使っていて個人的には気に入った並びになったので参考がてら公開。




シーズン12の全解禁環境では叩きパを組みたいと思って構築を考え始めた。
そこで叩き役としてエルフーン、叩かれ役としてテラキオンを採用しこの2匹をベースに組むことにした。
エルフーンの採用理由は、叩き役としての役割の他にS操作など叩きに対するサポートが優秀という点にある。
テラキオンの採用理由は、タイプ一致雪崩が強いし他にまともな叩かれ役がいないからである。


さて早速話は変わるが、叩きを使っていて一番「不愉快な」相手がいる。
スカーフ霊獣ランドロスである。「厄介」ではない。
厄介と言って上げるとギルガルドが当てはまる。
どの点において不愉快というかというと、スカーフを持ってテラキオンの上を取ってきながら岩雪崩を撃ってくるのがいるという点である。
確かにエルフテラキの並びで真ん中から岩雪崩を打たれたらエルフまたはテラキのどちらかは3割で怯む可能性がある。
怯んでしまうと非常に面倒で、叩きが通らなくなってしまう。
しかし、そんなもので甘えた対策してくるような人には負けたくないと思った。


そこで、基本選出エルフテラキに加えてもう1匹スカーフ霊獣ランドロスの上を取れるポケモンを入れることを考えた。
エルフテラキに加えるもう1匹のポケモンに関しては、ドーブルが有名であるとは思うが、ドーブルについては完成度が高い並びが存在しているのでそれ以上議論しても面白くないし、それ以上のものも作れるとは思えないのでドーブル入りを考えるのはやめることにした。
3枠目をファイアローにしようとすると、先述した通り岩雪崩にやられてしまう。


スカーフ込でスカーフ霊獣ランドロスを抜くかつ上から霊獣ランドロスを1キルできるポケモンということを最低条件にして、3匹目に入るポケモンのほしい要素として考えたのは

ファイアロー耐性
ファイアローを早急に処理できる
ファイアローを除いて叩き(テラキオン)の脅威となる駒の処理ができる

ということである。(優先度は①>②>③)

ファイアローが嫌いすぎと言われればそれまでだが、
ファイアローエルフーンの追い風を横取りする可能性がある。
また、エルフーン自体をブレイブバードで早急に倒しに来る可能性もあり面倒。
個人的にもどんなパーティ使っても相手にすると面倒くさいポケモンのトップクラスに位置してる。それくらい相手にしたくない。
エルフテラキ+αの並びでαがブレイブバードでやられるようなポケモンであるならば、叩かれる前に頭数が減らされて叩きの威力が下がるのでゲームプランを立てるのが面倒である。
テラキオンがファストガードして攻撃を防ぐというのもあるが、ファイアローがいるくらいで叩けないっていうのも情けない話である。


話を戻して、以上の点を満たすポケモンとして3匹あがってきた。
それがこのサンダー・化身ボルトロス・霊獣ボルトロス
この中から、化身ボルトロスを使うことを決めた。


以下、使わなかった理由。
サンダー:霊獣ランドロスと対面したプレッシャーが発動するため、Sがバレる。
霊獣ボルトロス:何よりスカーフ警戒を普通にされる。


また、化身ボルトロスは負けん気なので物理警戒される。特殊に振ってめざ氷で上から倒されるなんてことは思わないだろうと考えた。
加えて、上記の3匹に共通することであるがフリーフォールが使用可能である。
フリーフォールは袋叩きする前にこの指持ち対して使うことで袋叩きを吸われなくしたり、トリル始動要員を持ち上げてトリルの発動を1ターンずらす、などサポート性能が優秀である。
ここまで言っておいてなんだが、スカーフ化身ボルトの存在は前々から知っていたので、どっちかといえば化身ボルトロスを採用するのはなんとなく決まってて、その他のポケモンは適当なこじつけでやめにしてる感がある。


以上の点から、エルフーンテラキオン+スカーフ化身ボルトロスの3匹を中心として構築を作成することに決めた。
ここまでの3匹に加えて欲しい要素として対天候・対トリル・猫だましなどを踏まえながら残りの3匹で補完をした。


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ポケモン わざ1 わざ2 わざ3 わざ4 もちもの とくせい
エルフーン ふくろだたき おいかぜ ちょうはつ アンコール きあいのタスキ いたずらごころ
テラキオン いわなだれ インファイト ファストガード まもる ヨプのみ せいぎのこころ
ボルトロス 10まんボルト ボルトチェンジ めざめるパワー(氷) フリーフォール こだわりスカーフ まけんき
ガルーラ すてみタックル ねこだまし けたぐり かみくだく ガルーラナイト きもったま→おやこあい
キュウコン オーバーヒート ねっぷう かえんほうしゃ あくのはどう こだわりメガネ ひでり
ギルガルド シャドーボール アイアンヘッド おさきにどうぞ キングシールド くろいてっきゅう バトルスイッチ


・個別解説



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エルフーン
149(108)-67-124(148)-97-95-184(252)

最速個体。
A177メガガルーラの恩返し耐え。
技は袋叩き、挑発、追い風までは確定。
アンコールは強い場面とそうじゃない場面があって難しいかもしれない。
でも僕はアンコール使う。他に入れるとしたら、威張るか草笛。


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テラキオン
171(36)-160(84)-127(132)-*-111(4)-176(252)

いつもの。
詳しくはこちら。

【トリプル】 とてもつよいテラキオン - 袋叩きパ普及委員会(仮)

テラキオンはこれが一番いいと思ってるのだが、レートに行くとヨプ個体は全然見ない。
シュカのみじゃないのは、カポエラーインファイトガルーラのけたぐりも受けてもらうため。


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ボルトロス
159(36)-121-90-194(252)-100-159(220)

今回の地雷枠(?)
Cを175-101霊獣ランドロスがめざ氷で確定になるまで最低でも実数値192まで振る。
192まで振ってしまったらぶっぱ寸前なのでぶっぱした。
Sは最速霊獣ランド抜き抜きまで振り、残りH。
フリーフォールもちだが、性格はひかえめにした。
理由は、うっかりやにしてもA1段階上昇フリーフォールでH252振りカポエラーが確定にならなかったから。
技はめざ氷、フリーフォールは確定。タイプ不一致技から技が決まるなんて変な話だが。
残り2枠は10万ボルトとボルトチェンジにした。
先述した③に当てはまるポケモンとしては、例えばクロバットゲッコウガがいる。
H252振りクロバットが10万ボルトで確定で落ちる。
ボルトチェンジゲッコウガファイアローに打つ、いずれも基本確1のはず。それと、滅び対策。
よっぽどのことがない限りランドロスは後ろから出てこないので、ボルトチェンジは基本決まる。


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ガルーラ
181(4)-147(252)-100-*-100-156(252)
181(4)-177(252)-120-*-120-167(252)

メガ枠。猫だまし枠も備えてる。
恩返しでなくすてみタックルなのは、ニンフィアを倒すため。
また、上記のようなエルフーンがいると恩返しでは倒せなかったり割と不便。
けたぐりはガルーラヒードラン用。説明不要。
特筆事項はかみくだくだろうか。対メガゲンガーギルガルド用。
ふいうちは欲しい場面が特になかった。
チーム戦ではかみくだくの枠はほのおのパンチにしてましたが、晴れほのおのパンチでギルガルドが落ちなかったのでかみくだくに戻した。


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キュウコン
179(244)-*-104(68)-132(148)-121(4)-126(44)

ヒードランではない。
ヒードランにすると、エルフーンに日本晴れを入れることになるがそうするとたぶんエルフーン過労死する。
ボルトロスボルトチェンジから速やかに天候切り替えもできるということを考えて、キュウコンにした。
だが、なぜか雨滅びには全く当たらなかったのでヒードランも試してみるのもいいかもしれない。
配分はボックスにいた個体なので配分意図は不明。たぶんどこかのブログに載ってる(自分でも覚えてない)。


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ギルガルド
167(252)-70-170-101(172)-181(84)-58
167(252)-170-70-211(172)-81(84)-58

対トリル、滅びを頑張ってもらう役。
最遅にして鉄球を持たせることで、トリル下で最遅モロバレルよりも先に動くことができる。
これを利用して、トリル下でもテラキオンの岩雪崩などを通していく。
配分はメガゲンガーシャドーボールで確定で倒せるC、C200ヒードランのダブルダメ噴火を確定耐え。
技はシャドーボール、おさきにどうぞ、キングシールドまで確定。
最後の枠は対フェアリー、ハリテヤマを考えてアイアンヘッドがいいと思う。
チーム戦ではアイアンヘッドの枠をせいなるつるぎにして使用していた。
噴火杯でもせいなるつるぎにしていたが、アイアンヘッドが欲しい場面が多すぎた。



・雑感

スカーフボルトロスは読まれなかった。
適当にランドロスで処理しようとするパーティには負けるわけがなかった。
ちなみに、ランドロスの持ち物がチョッキでめざ氷を耐えた場合は叩き雪崩が通るので特に問題はない。
ただ、自分のプレイングがあまりよろしくなく思ったよりは勝てなかった。構築は弱くないはず。
また、叩きミラーは大体負けなかった気がする。
叩きミラーとしてはエルフテラキドーブルが出されるのだが、そこではフリフォボルトが強い(説明すると長くなるから自分で考えてほしい)。



モンハンが発売されたので、どこまでポケモンやるかは正直謎だが
ダブル・ローテ・クリスマストライをシーズン13期間内ではやりたい。