【全国ダブル】レパルダスバシャーモ

レートシーズン4で使用した構築。
戦績は最高レート1940、終了レート1940。
第66回DEXオフに参加し、5-2で予選抜けして決勝トナメ1回戦で負けてベスト16でした。
なので、それなりの構築であるかと思います。
第66回DEXオフのオフレポは後日上げるのでまたそのときに。




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今回の構築のテーマはバシャーモを自然に採用すること。
全国ダブルでバシャーモを使いたいと思ったのは実は5世代のときからである。
レーティングでマッチングしたときに相手がバシャーモを使ってて自分も是非使いたいと思っていた。
しかし、当時は個体を持っていなかったためその希望は叶わず5世代は終わった。


6世代となって、夢バシャーモは全ユーザーに解禁された。また、対戦環境に変化が見られた。
ファイアロー、水ロトムマリルリという天敵は増えたものの
フェアリー登場による龍の減少、テラキオンランドロスの増加、
ギルガルドメガクチートメガガルーラゲッコウガの登場を考えればバシャーモは環境に刺さってると考えた。




構築はレパルガモスに倣って嘘泣き+熱風で相手を制圧していくことをコンセプトに、レパルダスバシャーモからスタート。
バシャーモが水と飛行がきついので水ロトム、化身ボルトロスのうちSが高くガルーラの上が取れる化身ボルトロス
ここまでフェアリーの一貫がひどいので、それを打ち消せる鋼枠(打ち消せるとは言ってない)としてメガサーナイトニンフィアを葬れるドリュウズ
また、型破りによってゲンガー、水ロトムにも打ち合える。
5枠目として、バシャーモを守り、かつトリトドンが非常にきついのでそれに対する駒としてトゲキッス


最後に全知全能の6枠目を求めることになった。
6枠目の条件として、
クレセリアに対して負荷をかけれるポケモン
②炎、水の一貫が消せる
③フェアリーにある程度強い駒
トリックルームにそれなり強いポケモン
という条件となり、そんなポケモンがいるのかと思ったらブロスターとかいうのがいたので採用決定。
耐久振りクレセリアに対しては嘘泣き+悪の波動で確定は取れないものの、H振りくらいだったら落とせる。




なお、レパルガモスのウルガモスとの差別化は
①スカーフでこだわる必要がないこと。
②拘らない場合蝶の舞が必要だが、それが技スペを圧迫すること。
テラキオンへの打点の有無
で十分だと思っている。




レパルダス@気合の襷
叩き落とす/嘘泣き/アンコール/猫だまし
140(4)-140(252)-70-*-70-173(252)


このパーティのスタートとなったポケモン
非常にきれいな実数値を持っている。
レパルダスといえば、通常はHS振りをしてイカサマを搭載するのが一般的であろうが
今回は叩き落とすを採用した。
叩き落とすを採用することによって、
①耐久振りポケモンへの負荷
②チョッキやオボンやメガネ、ハチマキをはたきおとすことによって確定数を変える
などのメリットがある。


また、ASにすることによってタイプ一致ということもありなかなか火力がある。
イカサマでないことによって、ガルーラファイアローへの打点は低くなるものの
このパーティには叩き落とすが合っており、叩き落とすでなければ負ける試合が数多くあった。
DEXオフに参加したときも、勝った5戦のうち2戦は叩き落とすでなければ勝てなかった試合であり、イカサマでなくてよかったと思っている。
残りの3枠はサポート用として特筆事項はないだろう。




バシャーモ@バシャーモナイト 猛火→加速
熱風/けたぐり/岩雪崩/守る
155-149(68)-90-178(252)-81-124(188)
155-189(68)-100-200(252)-90-144(188)


メガ進化後準速ランドロス抜き
テラキオンゲッコウガをけたぐりで確定1発。
メガガルーラを上から乱数1個切って1発。
熱風でH4霊獣ランドロスを高乱数2発。


当初は5世代に夢アチャモがおらず、教え技を持った個体を使うには
必然的にバシャーモナイトで使わなければならなかったが、持ち物はバシャーモナイトにして正解だった。
理由としては耐久の引き上げとSの上昇である。
珠バシャにするとメガ枠が空くのでまた別のパーティが考えられるのかもしれない。


技は熱風・けたぐり・岩雪崩・守るの4枠で確定。
熱風で上から叩くことをテーマとしてかがけているので熱風は確定(熱風は5世代限定教え技)。
嘘泣き熱風で上述したようにH4振り霊獣ランドロスを高乱数で落とすことができる。
またけたぐりでメガガルーラテラキオンゲッコウガに打点が取れる。
メガガルーラのみ確定が取れないので注意。
テラキオンに関しては威嚇を1回入れられても中乱数まではとれる。
岩雪崩はファイアローやメガリザYへの打点に。
後述するがキッスのこの指と合わせることによってファイアローは処理することができる。
4枠目はどのルールでも自然と採用することができる守る。


ただ、使った感想としては数値が足りない。
Cを2削り、Aに2回すことでH4振りメガガルーラを確定にすることができるが
その代わりに霊獣ランドロスへの乱数を1つ切ることになる。
1回加速で準速スカーフ霊獣ランドロスは是が非でも抜きたいのでSはいじれないと考えると、やはり数値が足りない。




化身ボルトロス@命の珠 悪戯心
10万ボルト/目覚めるパワー氷/電磁波/守る
155(4)-*-90-177(252)-100-179(252)


通称レパルボルトのボルトロス。5世代からの強さは健在。
持ち物はジュエルの消滅とめざ氷の威力低下を考慮すると珠一択。
配分はCSぶっぱ、技は10万/めざ氷/電磁波までは確定で残りの1枠は選択。
当初パーティ全体で守る持ちがバシャーモしかいなかったため、立ち回りしやすくするために守るを入れた。
挑発を入れるとトリルなどにも強くなるのでそこはお好みで。



ドリュウズ@こだわりスカーフ 型破り
地震/ドリルライナー/アイアンヘッド/岩雪崩
185-205(252)-81(4)-*-85-140(252)


バシャーモの苦手なファイアロー、水ロトムに打点を持ちフェアリーに強い枠。
全国ダブルでおなじみとなったサルサナにも強い駒である。
技はASぶっぱ、技は上記の4つで特に解説することもないだろう。
変更の余地も特にないと思っている。
ボルトロストゲキッスと浮いてる駒がいるので地震は打ちやすい。
バシャーモドリュウズボルトロスドリュウズの攻撃範囲が広くて強かった。
また、単純に環境に刺さってると思ってる。



トゲキッス@オボンのみ 天の恵み
エアスラッシュ/草結び/追い風/この指とまれ
190(236)-*-132(132)-165(76)-136(4)-108(60)


H:2n
HB:A146鉢巻ファイアローブレイブバードをオボン込2耐え
S:4振りロトム抜き、追い風時スカーフ準速霊獣ランド抜き


サポートと火力の両方を兼ねた駒。
技はモロバレルフシギバナ、ルンパッパに打点を持てるエアスラッシュ
また、エアスラッシュをトリル始動役に打つことでごまかしもできる。
トリトドンドサイドンが重いので草結び。
主にバシャーモを守るためのこの指とまれ、残り1枠に追い風。
草結びは基本的に警戒されないので打つと通るのが強い。



ブロスター@突撃チョッキ
濁流/悪の波動/龍の波動/ヘドロ爆弾
175(228)-*-109(4)-187(236)-110(4)-84(36)


H:16n-1,C:11n
S:20振り60族抜き(ニンフィアギルガルド


最後の枠として入ってきた全知全能の神。
技はタイプ一致の濁流、ギルガルドクレセリア・ゲンガーに打点を持つための悪の波動。
キングドラを意識して冷凍ビームではなく龍の波動。
最後の枠にマリルリを意識してヘドロ爆弾を入れた。
なお、H振りニンフィアに対して嘘泣きヘド爆では確定は取れないので、少し削ってから処理するようにしたい。
技の選択肢として波動弾もあったが、このパーティには威嚇持ちがおらず、
主な対象であるメガガルーラには上から叩かれてそのまま落ちるので採用をしないことにした。



【選出・立ち回り】
基本的にレパルダスバシャーモボルトロスドリュウズの4匹でほぼ固定。
初手にレパルダス+上記の中から1匹、残り2匹が後発がほとんどであった。
たまにトゲキッスブロスターを出す、使用率はトゲキッスブロスター
また、相手に地震を打つポケモンがいるときはドリュウズバシャーモをなるべく同時に並べない、など。
一貫を作らせないようにするのが大事だと思った。



【総評】
バシャーモは強かった。
範囲が広くレート1900に入ってもレパルダスバシャーモの2匹で崩壊するパーティは結構あった。
バシャーモが守るしてくるだろうという読みで強気に動かしていくことも容易であった。
どの2匹を並べても強いというのも大きなポイント。
また、このパーティのもう1つの大きな勝ち筋として
ボルトロスの電磁波を起点に、バシャーモの岩雪崩・ドリュウズアイアンヘッド/岩雪崩・トゲキッスエアスラッシュブロスターの悪の波動、と
どこからでもまひるみで強引に展開していくことができるのが大きい。
このパーティがきついのは、ライチュウライコウなどのボルトロスよりも早い電気タイプ。
あと、マリルリファイアロー、霊獣ランドロスに対してはどうしても窮屈な立ち回りになってしまう。
DEXオフで負けた3戦のうち2戦はライコウ入りだったので、仕方ないかなと言った感じ。
バシャーモは加速持ちで追い風に強そうな気配がありますが、そこまででもないので注意。
あと、このパーティを使ってると相手の霊獣ランドロスの選出率が100%であった。



最後になりますが、今までは全国ダブルは模倣する側だったのでこのパーティを作るのは自分にとって挑戦だった。
それなりの結果を残すことができ、非常に満足することができた。
また、このパーティ構築をするにあたってWCS本選を控えていたのにも関わらず、
相談に乗ってもらいこのパーティ作成に大きく貢献してくれたバルドルさんには感謝してます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。